ゴールデンウィークに出雲に行った話①
さて、もう一ヶ月も経ってしまったが今年のゴールデンウィークは出雲に行ってきた。念願のサンライズ出雲に乗って!
ことの始まり
ある日、親から「ねえ、出雲行きたい」と言われたのがきっかけでいつものごとくツアー代行業をやっていたのだけれど、どうせ行くなら人生で一度は乗っておきたいサンライズ出雲で行くことにしよう、と思い今回の旅の大枠が決定した。
しかし時期はゴールデンウィーク。ただでさえ人気のサンライズ出雲のチケットをゴールデンウィークに取るのはなかなかの至難の業で、しかも購入は乗車日の一ヶ月前からしかできない。これがなにを指すかというと、
- 旅程が一ヶ月前からしか立てられないから諸々の予約がしづらい
- もしチケットが買えなかったときに代替交通手段を探すのが難しい
といった問題だ。今回の旅程は帰りはサンライズ出雲じゃなくて別の交通手段にしようと思ってたけれども、ゴールデンウィークの一ヶ月前に飛行機のチケットを取るのは絶望的だし、取れたとしても値段が高いだろうと踏んで、新幹線を狙っていった。ちょうど良く親から「岩国に行って清流線にも乗りたい」と言われていたので、新岩国→東京のコースで帰路は決定して、あとは取れるかどうかの問題となった。
みどりの窓口戦争
ご存知のかたも多いかと思うが、サンライズ出雲は基本的にみどりの窓口でしかチケット購入ができない。そこで始まるのがみどりの窓口戦争だ。
みどりの窓口は朝10時に開くので、朝9時頃には開店待ちの行列ができ始める。まずはこの列の先頭付近に並べるかどうかが第一関門。
次に、10時に確かにみどりの窓口は開くのだが、まず前日までの予約処理をするため、実際にチケット購入が可能となるのはこの処理が終了し次第となる。これが第二関門。
そして最終関門が手際の良いスタッフに当たるかどうかとなる。
当日券の販売は全国一斉スタートになるため、この3つの関門のタイムロスがどれだけあるか、どれだけ他の窓口よりもはやく処理が出来るかですべてが決まるシビアなレースなのだ。
3/30、初戦
初戦とタイトルに書いてしまっているのでもうオチが見えているが、見事に敗退した。そもそも初戦のときは上記のシビアなルールをちゃんと把握しておらず、10時着くらいのペースで横浜駅のみどりの窓口に向かったあまあまのあまちゃんだった。
みどりの窓口にはすでに長蛇の列で、カウンターに通されたのが10時20分ごろ。そのときにはすでにすべてのチケットが完売していて思わずこんな顔になってしまった。
とくに予定もなくわざわざ横浜まで出てきたのにチケットが買えない負け犬になってしまったので、帰りに杉田家によってヨコハマハウスタイプラーメンを食べてトボトボと帰るハメになった。なおラーメンはめちゃくちゃ美味かった。
4/2、リベンジマッチ
次に挑んだのは平日の4/2(火)。午前休を取り、前回の反省を生かして9時半くらいにはみどりの窓口に着くように家を出た。
もらった整理券は3番。みどりの窓口のカウンターは3つあったので第一関門は突破した。10時になり一斉に前日予約の処理が始まり、いよいよカウンターに通されたのが10時03分ぐらい。「席のタイプは問わないから5/2の東京→出雲のサンライズ出雲お願いします!」と告げ、あとは神に祈るのみ。
「残念ながら、サンライズ出雲の席はもう全て埋まっています」
なんてこった。全国にはこんなにも平日朝っぱらからみどりの窓口に詰めかける暇人がいるのかクソッタレ、と思ってまたあびゃ~となっていたが、まだ道は残されていた。
「が、臨時便のサンライズ出雲91号であればシングルをおふたつご予約可能です!」
ありがとうみどりの窓口のお姉ちゃん。ありがとう4/2を選んだワシ。
サンライズ出雲には繁忙期にだけ増発される臨時便があるのだ。定期便より着駅が多かったり待ち合わせ時間が長かったりで3時間くらい余計にかかるけど、別に急いでいるわけじゃないし、なんなら3時間長く満喫できるからお得感さえある。
というわけで5/2の22時21分東京発のサンライズ出雲シングルシート二枚をゲットしたひらばやしひであきであった。
今日午前休を取った成果です pic.twitter.com/vioOkNLmBa
— Dr. ひらばやしひであき (@hira_hide) April 2, 2019