イノシシのネタって何もねえな
今年もこの季節がやってきた。そう、年賀状だ。
今どき年賀状なんて出してる人のほうが減少してきているのに、昔からの習慣(多分中学生くらいか?)で惰性となりながらも毎年10枚くらいは出している。
変に律儀な性格なので、宛名は手書きで、文面にも必ず一言は手書きの分を添えるようにしている。あまり字が綺麗な方ではないのに、だ。
毎年受け取って下さる皆様、雑な字で申し訳ございません。あれでも精一杯丁寧に書いている方なのです。
さて、こう毎年出していると絵柄にもなにかこだわりを出したいな、と思うのがぼくの悪い癖であり、そのせいで毎年12月になるとうんうんいいながら頭を抱えている。
ここ数年は結構サクッとネタが思い浮かんだからわりとすんなりと作成に取り掛かれたのだけれど、イノシシ、正直ネタがない。
ちなみに今年や去年のネタはこんな感じ。
ひよこのやつは結構気に入ってます。
さて、本題に戻って、イノシシだ。真っ先に思い浮かんだのは『花札』。でもただ花札風の絵柄にするだけじゃあなんもおもしろくねえよな、と思い、椅子に座って天を仰ぐこと数分。
「――そうだ、ARにしよう」
AR年賀状、いっちょ作ってみましょうか!
とはいえいつものごとく「とりあえず思いついてみたはいいもののなにも知識がない」という状態だったので、広大なインターネットの海に「AR 年賀状」と入力したら欲しい情報がワンサカ出てきた。ありがとうグーグル。ありがとうインターネット。
こちらのWebページを参考にして割とすぐにAR年賀状が作れました。
iti.hatenablog.jp
AR.jsとA-Frameを使ったお手軽WebAR
もともとレンタルサーバは借りていて、ドメイン取得もしていたので、やったことといえばhtmlをちょろっと書いてARマーカーと適当な3Dモデルを持ってきたことくらい。
さて、ネタの根幹となるAR.jsとA-Frameだけれど、前者はWebでARを実装可能にするjavascriptライブラリで、後者はWeb VRをhtmlで簡易に実装するためのフレームワークとのこと。
github.com
aframe.io
これらを使ってたった数行のhtmlを書くだけでARが実装できるんだから世の中便利になったもんだ。
以下が実際に書いてみたコード。
<!doctype HTML> <html> <head> <meta charset="utf-8"> <script src="https://aframe.io/releases/0.8.2/aframe.min.js"></script> <script src="https://cdn.rawgit.com/jeromeetienne/AR.js/1.6.2/aframe/build/aframe-ar.js"></script> <title>Happy New Year 2019!</title> </head> <body style="margin : 0px; overflow: hidden"> <a-scene embedded arjs="debugUIEnabled: false;" renderer="gammaOutput: true;" vr-mode-ui="enabled: false"> <a-assets> <a-asset-item id="boar" src="boar.gltf"></a-asset-item> </a-assets> <a-marker preset="custom" type="pattern" url="pattern-marker.patt"> <a-entity gltf-model="#boar" scale="0.5 0.5 0.5" rotation="0 90 0"></a-entity> </a-marker> <a-entity camera></a-entity> </a-scene> </body> </html>
たったこれだけ。これでWebサイトにスマホでアクセスするとカメラへのアクセスを求められて、そのままARマーカーを読み込めばこんな感じに3Dモデルが飛び出てくる。
今回はARマーカーとWebサイトへのアクセスのためのQRコードを同一にすることで、QRコードを読む→アクセスする→イノシシやんけ!を一連の流れにした。
上記htmlの要素を一個ずつ書いていこう。
<script src="https://aframe.io/releases/0.8.2/aframe.min.js"></script> <script src="https://cdn.rawgit.com/jeromeetienne/AR.js/1.6.2/aframe/build/aframe-ar.js"></script>
まずこの部分がA-frameとAR.jsの読み込み部分。これが心臓部分であり、これで90%終わりと言っても過言ではない。
<a-scene embedded arjs="debugUIEnabled: false;" renderer="gammaOutput: true;" vr-mode-ui="enabled: false"> <a-assets> <a-asset-item id="boar" src="boar.gltf"></a-asset-item> </a-assets> <a-marker preset="custom" type="pattern" url="pattern-marker.patt"> <a-entity gltf-model="#boar" scale="0.5 0.5 0.5" rotation="0 90 0"></a-entity> </a-marker> <a-entity camera></a-entity> </a-scene>
次にこの部分。<a-scene></a-scene>で3D空間を構築して、その中にARオブジェクトの定義(<a-asset></a-asset>)とマーカーの定義(<a-marker></a-marker>)とカメラの定義(<a-entity camera></a-entity>)を書くだけで終了。超簡単。
3Dモデルはひたすらググってフリーで使えるイノシシの良さげなモデルを探してきました。
チェコまでビール飲みに行ってきた④
~前回までのあらすじ~
ビア・オタクになるひらばやしひであきであった。
hira-hide.hatenablog.com
2018/8/28(火)
チェコ旅行も最終日となったこの日、満を持してプラハ城に行くこととした。三泊したクソデカホテルをチェックアウトして、まずは荷物を預けにプラハ本駅へ。
プラハ本駅には無人のコインロッカーと有人の手荷物預かり所があるというインターネットの情報を頼りにとりあえず向かってみた。
コインロッカーは結局どこにあったのか分からんかった
駅構内の案内板にはコインロッカーを示すピクトグラム(スーツケースの上に鍵が描いてある)があったので、それに従いうろつきまわったがどうにも見つからない。二周くらい駅構内を回っても見つけられなかったのでコインロッカーは諦めて有人の手荷物預かり所に向かった。
手荷物預かり所の場所はプラハ本駅の一番右端、駅構内のBilla(チェコでは一般的なスーパー)の方まで行き、プラットホームに続く道を進んでいくと左手に見える。
料金は小さいスーツケースなら24時間で60CZK(約300円)で預けることができ、受付の人にお金を払って荷物を渡すと控えのチケットが貰えるので、引き取るときにはそのチケットを渡せば良いシステムになっている。
プラハ城( Pražský hrad )への登山
手荷物を預けて身軽になったので、一度Malostranská駅まで戻りプラハ城へ。プラハ城に行くルートは大きく分けて二つあり、一つはプラハ城すぐそばのPražský hrad駅までメトロで行く方法、もう一つは歩いて登る方法。最近体重が増加気味で醜い豚への進化の道まっしぐらなので、歩いて登ることにした。
歩いて登るルートもいくつかあるらしく、ぼくはメトロのMalostranské náměstí駅から15分ほど坂道を登るルートで行くことにした。
本来であれば15分程度でつくはずなんだけど、アホ面下げて町並みを見ながら歩いてたら道を間違えていたらしく、ものすごく遠回りになってしまった。
そのかわりずいぶんと高くまで登ったおかげでキレイな景色が見れたからよしとする。
プラハ城到着
そんなこんなで汗だくになりつつもプラハ城に到着した。写真で見えている正門らしきところからは入れず、更に奥、写真でいうと左端の奥まったところに行く必要がある。プラハ城は入場の際に手荷物検査があるから身軽な状態で行ったほうがラク。
中に入るとまずドーン!と聖ヴィート大聖堂がお出迎え。広角レンズじゃないと写すのがツライ。
で、もう少し奥に行くとプラハ城。外観はこちらのほうがピカピカしててきれいだけど、内観は聖ヴィート大聖堂の方が圧倒的。
例のごとくバカデカステンドグラスがあったり、
なんかラスボスみたいのがいたりした。
外観を見るだけならチケットの購入は必要ないけど、中にはいって見たい場合はチケットの購入が必要。入れる場所の数によって値段が変わるんだけど、ぼくは250CZKのBコースのチケットを購入。コースによって何が見れるのか、とかはググると出てくるので調べてください。
チェコまでビール飲みに行ってきた③
~前回までのあらすじ~
駅係員のねーちゃんにキレられるひらばやしひであきであった。
hira-hide.hatenablog.com
2018/8/27(月)
事前にツイッターで「クトナー・ホラにはいろいろ観光名所があるよ」と教えて頂いたので、この日はクトナー・ホラで酒を飲んで観光することにした。見に行ったのは以下の二箇所。
- セドレツ納骨堂
- 聖バルボラ教会
どっちもインパクトがあってオススメです。
クトナー・ホラへの旅路
プラハからクトナー・ホラへは先日同様チェコ鉄道を使っての移動となる。駅係員ガチャでハズレを引かないように祈りながらまたチケットカウンターへGO。祈りが神に届いたのか、この日はキレられることなく往復チケットを買うことができた(ただし駅係員のねーちゃんの応対は虚無だった)。
プラハ本駅からクトナー・ホラ駅 (Kutná Hora Hlavní Nádraží)までは片道108CZK(約540円)で所要時間は約一時間。ピルゼン側はあまり電波が良くなくてしょっちゅう圏外になってたけど、クトナー・ホラ側は町を繋いでいくような路線だったからか、基本的にLTEが入るくらいには電波環境が良かった。
で、電車にガタゴト揺られて一時間、クトナー・ホラ駅に到着。駅周辺は結構な田舎で、これといったものはない感じ。
セドレツ納骨堂へ
セドレツ納骨堂までは歩いて16分とのGoogle Map情報。天気も良いしゆっくり歩いていくことにした。
歩道にはこんな可愛らしいプリントがあって1人ではしゃいで写真を撮っていた。1人はしゃいで歩道の写真を撮るアジア人オタク。地獄絵図。
ぼくの前を歩いていたプリケツブロンドねーちゃん二人組のあとについていったら、目的地であるセドレツ納骨堂が見えてきた。
さてこの教会、外観は普通の教会だけれども、「納骨堂」と名前にある通りもともとは墓地だったとか。外観だけ見ると普通の教会だけれども、内観が普通の教会とはわけが違う。
ご覧の通り、あらゆる装飾品が人骨で作られている。なんともまあ酔狂なことをするもんだ。このような人骨の装飾がある教会はここだけでなく、イタリアやポルトガルにもあるのだそう。
得も言われぬ心持ちになりつつ、納骨堂をあとにしてクトナー・ホラの中心街へ向かうこととした。
クトナー・ホラ中心街と聖バルボラ教会
セドレツ納骨堂もいわば町の外れの方なので、中心地までは結構な距離がある。
「天気も良いし歩いていくか」と軽い気持ちで歩き始めたけれども、この道ほっとんど影になるものがなくて直射日光ガンガンだから暑くて死ぬかと思った。それでもさすがヨーロッパ、湿度が低いから不快指数は低くて助かった。
中心街に着いたのが確か12時半ごろで、先に腹ごしらえをするかと思い、近くにある伝統チェコ料理レストランの Restaurace Dačický に行ってみたが、ランチタイムど真ん中ということもあり満席。受付のおねーちゃんが「今だと一時間待ちくらいかな」と大体の時間を教えてくれたので、こりゃあ丁度いい、先に教会を見てこよう、とプラン変更。
「それじゃあ先に聖バルボラ教会見てくるから、またあとで戻ってくるよ。13時半ごろだね?」と聞いたら「お待ちしてますねー!」と快いお返事をいただけた。とても親切で笑顔の明るいおねーちゃんだったから一億点です。
聖バルボラ教会 (Chrám svaté Barbory)
Restaurace Dačický から聖バルボラ教会までは歩いて10分程度。表通りではなく裏通りを通っていくんだけれども、この通りがすこぶる美しくてオタク大はしゃぎ。
高台になってるからこんな風に景色が一望できたり、
なんか彫刻が並ぶ道があったり。
で、ここを抜けると聖バルボラ教会が見えてくる。外壁は一部工事中のところもあったけど、それでも圧巻の美しさ(母親にこの写真を見せたところ、尖ってて刺さりそう、との感想)。
中には美しいステンドグラスの数々とパイプオルガン。これらに圧倒されて、ただでさえ少ない語彙力が吹き飛ばされて「すげぇ~~~」しか言ってなかった。
Restaurace Dačický
教会の見学を終えて13時過ぎ、レストランに戻る良い頃合いだ。戻ってみるとさっきの愛想のいいねーちゃんが「待ってたわ!」と言わんばかりの笑顔で出迎えてくれた。座席は現地の母娘との相席。お邪魔します。
Restaurace Dačický
何度も言うが今回の旅行の主目的はビールである。何はともあれビールを注文だ。
六種の飲み比べセットがあったので注文。ウエイトレスのねーちゃんが飲む順番を教えてくれたので、それに従って「すわ、いざ飲まん」とグラスを手に取ろうとした瞬間、隣の母娘の娘さんの方が「その順番はイケてない」とオススメの順番をレクチャーしてくれた。
当たり前のことではあるが、風味の強いビールを先に飲むよりは軽いものから飲んでいったほうが一つ一つのビールを堪能できるので、その順番を教えてくれたのであった。優しい~~~。その他にもオススメのチェコの酒やらクトナー・ホラ意以外の観光スポットも教えてくれたので、こりゃあもう一度チェコ旅行に行かねばなるめえな。
ちなみに料理はこんなクソデカソーセージとなんか肉を煮込んだやつを食べました。
プラハに戻ってBeerGeek
クトナー・ホラの観光を済ませてまた電車でガタゴト一時間、無事プラハに戻ってきたので、「そうだ、ビールを飲もう」とビアパブ探し開始。
メトロでちょっと行ったところにBeer Geekというぼくにぴったりな名前のビアパブがあるのを発見したので、早速メトロに乗り込んでJiřího z Poděbrad駅へと向かった。
Beer Geek Bar (BeerGeek Bar & Pivotéka)はJiřího z Poděbrad駅から歩いて2分程度、デカイ看板があるからすぐに分かると思う。
この看板の右隣に地下へ続く入口があるから、そこを下っていくとビール天国が待っていた。チェコの様々なクラフトビールだけでなく、ヨーロッパ中のビールがだいたい一杯500円くらいで飲める最高の場所でした。
あと店のTシャツもその場で買えたからついつい買ってしまった。これを着て浴びるほどビールを飲まなければ。
8/27はこれでおしまい。
チェコまでビール飲みに行ってきた②
~前回までのあらすじ~
ウィーン国際空港の滑走路をバンで爆走したひらばやしひであきであった。
hira-hide.hatenablog.com
2018/8/26(日)
前日の到着が遅かったから空港で買おうと思ってたSIMカードが買えなかったので、この日はまずプラハ市内にSIMカードを買いに行くことにした。
泊まってるホテルが川を渡って西側だったのと、行こうとしているVodafoneショップが10時開店だったので、散歩がてらカレル橋や旧市街広場を見て、プラハ本駅でメトロの乗車券を買ってからにすることとした。
ホテルからプラハ本駅まで
Googleマップでのルート
https://goo.gl/maps/UmVQxZNCBiA2
Google Mapのタイムラインと自分の記憶をもとにルートを引いてみた。まずはマーネスーフ橋( Mánes Bridge )を渡って旧市街広場へ。マーネスーフ橋を渡り切ると左手にルドルフィヌム( Rudolfinum )というコンサートホールが見えるが、これがザ・西洋建築!って感じでキレイだった(これを書くまでなんの建物か知らなかった)。
そのまま道なりに進むと急に開けた広場に出て、ここが旧市街広場となる。
日曜朝だから閑散としてるけど、後日、昼間に訪れたら観光客と大道芸人でごった返していて観光地然としてたので、やはり訪れるべき場所のひとつなのでしょう。ちなみに細かい情報とかはなーんにも知りません。酒を飲みに来ただけなので。
さて、そんなこんなでプラハ本駅( Praha Hlavní Nádraží )に到着。チェコ語でHlavní が「主な」とかそんな意味で、Nádražíが「駅」。そのままの名前だ。ゆっくり歩いたから50分くらいかかったかな。
チケット購入ミッション
プラハ本駅での目的はトラム/バス/メトロ共通券の3日フリーパスと、本日のメイン目的地であるピルスナー・ウルケル醸造所のあるピルゼン( Plzeň )までの乗車券を買うこと。
トラム/バス/メトロ共通券は自販機があるからそれで購入。3日フリーパスで310CZK、約1600円。使い方はヨーロッパでおなじみの乗車時にチケットに打刻して、そこから72時間は有効ですよってやつ。
こっちはいいんだよ、こっちは。自販機で買えるから。問題はチェコ鉄道の方のチケットだ。チケット売り場は少し分かりづらいけど、プラハ本駅に入って少し坂を下ったところにある。券売機がなくすべてスタッフとのやり取りなのだ。
チェコ国内のチケット購入はチケットカウンターの左手側、だいたい旅行客で列ができてるからわかりやすい。しばらく並んでいるとぼくの番がやってきた。
ぼく「プルゼニまでのチケットください」
スタッフのねーちゃん「あ?どこだって?」
ぼく「プ、プルゼニまで…」
スタッフのねーちゃん「”ピルゼン”な。105CZK。」
ぼく「ハヒィ」
と、割とマジで上記のような対応をされてしょんぼりしてしまったが、プルゼニは英語発音での読み方で、チェコ語発音ではピルゼンなので、嫌な顔されて塩対応されても仕方ないっちゃあ仕方ない。何はともあれチケットは買えたので一安心。
SIMカード購入とカレル橋
これでトラム/バス/メトロに乗り放題になったから、Vodafoneショップまでメトロで行くことにした。メトロとトラムの行き先が書いてある便利マップがこちら。
元のPDFもついでに。
https://czech-transport.com/images/tram_metro_17_03_25.pdf
メトロのMůstek駅そばにVodafoneショップ( Vodafone prodejna )があったので、Praha Hlavní NádražíからまずはCラインでMuseum駅に向かい、Aラインに乗り換えてMůstek駅へ。プラハのメトロはホームも車両もそこそこキレイで、夜でも安心して乗れるのでバンバン使ってください。
Můstek駅についてさっそうとVodafoneショップへ向かい、店員のキレイなねーちゃんに「プリペイドSIMほしいねんけど」と伝えたら、さっきのプラハ本駅とは全く違って丁寧に案内してくれた。やっぱり駅員は相手する観光客の数が多いからストレス溜まるんだろうか。
VodafoneのプリペイドSIMは4GBのデータ通信のみで600CZKのものを購入。こんなに使わんなあ、と思いつつ、提示された最低のプランがそれだったから仕方なく。後々調べてみたところ、O2 SIMだともっと少ない容量のものもあるみたい。購入を検討している方はお好きな方をどうぞ。どちらもそこら中にショップはあります。
Vodafone prodejnaからカレル橋までは歩いて15分程度。SIMカードのActivationまでにも15分程度というちょうどいい塩梅の歩行時間。
川べりをしばらく歩いているとこんな感じに良いフォトスポットがあり、だいたいみんなここから写真を撮っていた。カレル橋は渡ってももちろんキレイだけど、ぼくは外から見るほうが好きだったな。
Pilsner Urquell brewery
SIMカードも手に入れて旅の準備は整ったので、再度プラハ本駅に戻って今度はチェコ鉄道でPlzeňへ。チェコ鉄道の時刻表はこんな感じ。
はっきり言ってこれをパッと見ただけでは、どの電車がピルゼンに向かって、どのホームから出るのかは全くわからん。そんな困ったちゃんのためのお役立ちサイトがこちら - Czech-Transport.com - transportation services: train and bus tickets, transfers in taxi, bus rental, excursions.
チェコ鉄道の公式サイトはなんか知らんけどクッソ重たくて調べづらいので、ぼくのおすすめはこのサイト。From city, To city, Travel dateを入力すればどの番号の電車に乗ればいいかが出てくるので、あとは駅の時刻表でそれが何番ホームから出るのか調べればオッケー。
プラハ本駅からピルゼンまでは約90分。ガタゴトと電車に揺られながら、車掌さんが来たら検札してもらい、頭の中では石丸謙二郎がナレーション。
そして到着、ピルゼン駅。大きな駅ですね。ここから醸造所までは歩いて10分程度だったかな?逆側の出口から出ちゃったからもう少しかかったけど、人の流れについていけば多分迷わないはず。
醸造所の中にはレストラン、パブ、総合案内、おみやげ屋などがあり、橋を渡って15分ほど歩くと別の醸造所にもつながってるから、ちゃんと見ようと思ったらまるまる一日使えそう。ただしぼくの目的はビールなので、構わずパブへ直行。
この日一杯目のビール。ウンメェ~!俺好みのもの。完飲。ちなみに350mlで45CZK(約230円)。観光地価格でもこれなんだからそりゃあ浴びるほど飲んじゃうわな。
ツアーの詳細については多分他の人が細かく解説してくれてるのでそっちを参照してもらって、ここでは試飲の話のみを。試飲できるビールは樽出し火入れ前無濾過ピルスナー・ウルケル。ここでしか飲めない限定品。
濾過をしてないのでヴァイツェンのように濁っている。普通のピルスナー・ウルケルに比べてちょっと甘みが強かったかな?何にせよ美味い。
ツアーが終わったら即座にプラハ本駅へ戻り、夕飯は旧市街広場の近くにあるVinárna Puškinにて頂きました。
www.vinarnapuskin.cz
見返すとめちゃくちゃピンぼけしてんな……前菜のエスカルゴ、メインの肉プレート、あとビール。
いまだにレストランのルールが良くわからんのだけど、前菜は必ず頼まなきゃあかんもんなんかね。
8/26はこれでおしまい。
チェコまでビール飲みに行ってきた①
子曰く、「チェコビール、安くてうめえぞ」
我、「ちょっと飲みに行ってくる」
3泊5日チェコ旅行決定の瞬間である。
旅行記をしたためつつチェコ旅行情報を載せていくので、チェコ旅行に行く人の参考になれば(すべて2018年8月段階での情報になります)。
今回の旅程
[行き]
2018/8/25 11:15 HND → 2018/8/25 16:25 FRA
2018/8/25 17:50 FRA → 2018/8/25 19:20 VIE
2018/8/25 20:00 VIE → 2018/8/25 20:50 PRG
[帰り]
2018/8/28 18:20 PRG → 2018/8/28 19:25 FRA
2018/8/28 20:45 FRA → 2018/8/29 14:55 HND
取るときは「オッ、ANAにしては安いじゃ~ん」くらいの気持ちで取ったけど、改めて見ると時間に余裕がなさすぎる。実際行きはロストしかけたしもうこんなクソ旅程は組まん。一人旅でほんと良かった。
2018/8/25(土)
ビールを飲むこと以外なんの計画も立てぬまま出発したので、この時点ではピルスナー・ウルケル醸造所の見学ツアーの予約しかしてなかったが、「まあなんとかなるべ、インターネットさえつながれば。インターネット最強。」という思いだけでとりあえず出発した。
ピルスナー・ウルケル醸造所の見学ツアーは公式サイトから簡単にできるのでやはりインターネットは最強。
ピルスナー・ウルケル醸造所ツアー予約方法
(チェコ語がわからない人はまずページ右上の en で英語表記にしてください)
醸造所公式サイト ( Prazdroj Visit ) にアクセスして TOUR OF THE BREWERY をクリック
飛んだ先のページをスクロールしてすぐにある BOOK TOUR をクリック
そしたらカレンダーが出てくるから、行く予定の日にちをクリックして、下に表示されるツアー表から参加したいものの右端にあるカートボタンをクリックして、ページ上段右側の CONTINUE をクリック。試飲ができるのは100minのツアーだから酒が飲みたい人は間違えないように必ず100minのツアーを選択するように!
あとはまあ適当に進めていけば予約完了します(めんどくさくなった)。
ちなみにツアー料金は250CZK、日本円で1300円くらい。マア!お安い!
フランクフルト空港広すぎワロタトラップ
これまで使ったことあるヨーロッパのハブ空港はヒースローとシャルル・ド・ゴールで、フランクフルトを使ったことがなかったことが完全に裏目に出た。日本からの到着ゲートとヨーロッパ連絡便ゲートとの距離がハンパない。遠い、遠すぎる。「トランジットが1時間半しかねえんだから早く通せやボケナスゥ!(完全に自分のせい)」と心の中で唱えながら入国審査と保安検査場通り抜けて全力早歩きで駆け抜けて、なんとか到着から40分程度でのエクストリームトランジットを完遂。やったぜひらばやしひであき。しかし安心したのもつかの間、なんと連絡便が30分遅延していたのである。
さて、もう一度記事冒頭の旅程を見てみよう。
2018/8/25 11:15 HND → 2018/8/25 16:25 FRA
2018/8/25 17:50 FRA → 2018/8/25 19:20 VIE
2018/8/25 20:00 VIE → 2018/8/25 20:50 PRG
ウイーンでの乗り換え時間、40分。現在の遅延時間、30分。「今から乗る便がオーストリア航空で次の乗り継ぎもオーストリア航空だからヨロシクやってくれるって信じてるよ僕は」という淡い期待を胸に飛行機に乗り込んで、約一時間後、着陸して客室乗務員から「プラハ行きのお客さんいませんかー!」の声がかかった。
「俺や俺や俺やーーーーーー!」と狭い機内を全力ダッシュ(嘘です。ダッシュはしてないです。他のお客さんの迷惑になることはやめましょう。)で向かうと、「飛行機降りてあの右の赤いジャケット着た整備員のとこに行ってくれ」と言われ、言われたとおりに整備員のもとに向かったらなんと整備員移動用のバンで滑走路上を直接走って乗継便まで送ってくれたのであった。サンキューオーストリア航空の整備員。
こうして無事にプラハ空港に到着。ホテルの出迎えがあったからそのにーちゃんの車に乗って、これから2泊する予定のホテル「Hotel Trinidad Prague Castle」に到着したのだった。
Hotel Trinidad Prague Castle
www.hoteltrinidadprague.com
今回泊まったホテルはプラハ城にほど近い、Hotel Trinidad Prague Castle というホテル。目の前の道にはトラムおよびメトロのMalostranská駅があり交通アクセス良好。そして部屋がクソデカイ。
この写真に写ってるのが半分くらい。12畳くらいあったんじゃねえかな。一人で寝るにはちょっと寂しかった。風呂場はきれいだったけど、例のごとく「海外の風呂場のよくわからんギミックトラップ」にハメられた。
長旅の疲れを癒やすべく風呂に入ったけれども、どうにも浴槽の栓の開け方がわからないのである。栓はぴっちり閉まっていて押しても回してもびくともしない。何か特別な道具的なものも周りに見当たらない。どうしたものかと思いながらとりあえずシャワーは済ませたが、このまま汚れたお湯をためっぱなしにしておくわけにもいかない。
Q: この水一滴通さんぞとばかりにぴっちりと閉まっている浴槽の栓はどうすれば開くでしょうか?
「カランについてるピンはシャワー切り替え用のやつだしどうすりゃええんや……お?お湯張るときはカランから出すってことはこの左のやつからお湯は出ないはず、ということは…?」
A: 写真左に写っている出っ張りを握って反時計回りに回す
わかるかバカタレ!
汗もキレイに流したしゼルダの伝説ばりの謎解きも終えたので、今日の終わりに近くに酒を飲みに行くことにした。
Restaurace U Dvou srdcí
「とりあえず酒だ。酒を飲ませてくれ。」と亡者のような目つきで近辺をうろつき、たまたま目に留まったレストラン U Dvou srdcí に立ち寄った。
https://www.udvousrdci.cz/
なんとこのレストラン、創業1358年というから驚きである。入ったときはすでに22時ごろで料理の提供は終わっていて食べれなかったが、いつか料理も堪能したいものだ。
一杯目。メニューにはDark Beerとしか書かれていないがおそらくピルスナー・ウルケルの黒。美味かった。
二杯目。チェコに旅立つ前に調べてちょっと気になっていたアブサン。このアブサンは美味かった。ニガヨモギの香りが立ったあとにふうわりとアニスの香りが追ってくる、そんな味わい。
8/25はこれでおしまい。
ねんがんのヤマハルータ RTX1200 をてにいれたぞ!
RTX1200が今なら中古で安い!
後継機のRTX1210が発売されたから定価78,000円のRTX1200がなんと中古で12,000円で買えちゃんですよ。
- 出版社/メーカー: ヤマハ
- 発売日: 2008/10/30
- メディア: Personal Computers
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もともと大学の研究室LANで使ってたから自分の家にもほしいなぁと思ってたので、これを機に買っちゃったぜ。
う~んかっこいい。
主な目的は今までWindows server上でソフトウェアで動かしてたVPNをルータ側で動かすことだから色々設定してたんだけど、少し設定で詰まったので紹介がてらここに書いとこうと思う。
WiMAXルータでインターネットにつながってるときにどうするのか?
私の家のインターネット環境はWiMAXルータでWANにつながってるので、設定にちょっと工夫が必要だった。実現したいネットワーク構成は下のような感じ。
ちなみに、ヤマハのネットワーク機器画像は公式ホームページでダウンロードできるから便利。
アイコン・外観写真ダウンロード
さてこの構成、一般的なPPPoEでWANにつながる構成とはちょっと違って二重ルータ構成になってるから、IPの振り方とかNATの設定をちょっと考えないといけない。
いろいろ設定方法はあると思うけど、一応いま正常に動作している構成を紹介。
WiMAXルータ側を別のスコープにしてLAN2ポートに挿す、とかもやろうとしたんだけど、DHCPがうまくNAT越えできなくてワイヤレス接続機器にうまくIPが割り当てられない問題とかが起きたので、全部LAN1ポートに挿す形態にした。
L2TP/IPsec用のポートマッピングはWiMAXルータ側でやってるから、RTX1200の設定はトンネル設定くらいでOK。
RTX1200の設定
基本的にはヤマハの公式ページの設定例に従うだけ。ただし、この設定例はPPPoE前提だからそこは無視。
L2TP/IPsecを使用したリモートアクセス : ルーター コマンド設定
必要なとこだけ抜粋
ip route default gateway 192.168.0.1 ip lan1 address 192.168.0.100/24 ip lan1 proxyarp on ip lan1 nat descriptor 1 pp select anonymous pp name home pp bind tunnel1 pp auth request chap-pap pp auth username (ユーザ名) (パスワード) ppp ipcp ipaddress on ppp ipcp msext on ip pp remote address pool dhcp ip pp mtu 1258 pp enable anonymous tunnel select 1 tunnel encapsulation l2tp ipsec tunnel 1 ipsec sa policy 1 1 esp aes-cbc sha-hmac ipsec ike keepalive log 1 off ipsec ike keepalive use 1 off ipsec ike local address 1 192.168.0.100 ipsec ike nat-traversal 1 on ipsec ike pre-shared-key 1 text (事前共有キー) ipsec ike remote address 1 any l2tp tunnel auth off l2tp keepalive use on ip tunnel tcp mss limit auto tunnel enable 1 nat descriptor type 1 masquerade nat descriptor address outer 1 ipcp nat descriptor address inner 1 auto ipsec transport 1 1 udp 1701 l2tp service on
前述のおはなしを素直にconfigに起こしただけって感じですね。
これでWiMAXでインターネットにつながってる環境でもVPNが使えるぞ。
余談:WiMAX2+のGlobal IPサービス
WiMAXってAPN設定変えるだけでGlobal IP付与されるんですよ。しかも月額利用料たったの96円。
www.uqwimax.jp
やっぱりちっちゃいスマートフォンって良いと思うんだよ
最近のスマートフォンデカすぎない?
最近のスマホの主流は全部5インチ以上とかで、デカすぎやしないか?と思ってる人は一定数いると思うんですよ。
ぼくも去年メインのスマートフォンを買い換えるときにXperia X compactにしようかどうかだいぶ悩んだけど、結局デザイン重視でNextbit Robin(5.2インチ)にして、やっぱ少しデカイなぁと思いながら使ってるわけです。
www.nextbit.com
Robinは唯一無二の可愛らしいデザインだから画面サイズに多少不満があっても許せるけど、画面がデカくて無骨なデザインのはノーサンキューなので、どんどん選択肢がなくなっていってる気がしてならない。
今はなき小型機の名機と名高いXperia Rayを使っていた身としてはあれくらいのサイズを欲しているのだけど、やはり需要が多いのは高精細大画面ということで、もうそんなニッチなとこに手を差し伸べてくれるメーカーは消え去ってしまった…
と思っていたところに救世主現る
現れたんですよ!救世主が!Kickstarterに!
さすがクラウドファンディング!みんなが手を出さないところを攻めてくれる!
Jelly, The Smallest 4G Smartphone by Unihertz — Kickstarter
www.kickstarter.com
二ヶ月前くらいにJellyの情報を見て即出資、そんでついに昨日実物が届いたからこうやって興奮気味にブログを書いている次第でございます。
Jelly, the smallest 4G smartphone
開発元はUnihertzっていう中国のスタートアップ企業で、過去にも似たような小型端末を作っていたらしい。
ラインナップはJellyとJelly Proの二種類、カラーはPearl White/Space Black/Sky Blueの三種類。
無印とProではちょっとスペックに差があるってことで、以下がスペック表になります。Kickstarterのページから拝借。
2.45インチですよ!ちっちゃい!かわいい!
外観とか
箱はなんかちょっとオシャレな感じ。取説は英語とあと何故かドイツ語の二ヶ国語表記。
内容物は本体とACアダプタ、それにUSBケーブルと画面保護シート。デフォで画面保護シートついてるのはイイ感じ。
よっしゃ外観は舐め回すように見たから電源入れるべ!と思って電源ボタン長押ししても電源が入らん。
これ電池入ってるんかいな、と思って裏蓋開けようと思ったらマジでクッソ固くてワロタ。
開けるときのコツは蓋外し用スリットの部分を頑張って開けて、そこの隙間に適当なプラスチックカードを滑り込ませて本体上部に向かってスライドさせていくって感じです。
で、開けてみたら電池が包装されていた。そりゃあ電源入らんわけだ。
サイズはまさに手のひらサイズ。比較対象としてPebble timeを置いてみたけどよくわからんねこれ。
こっちはXperia Rayとの比較。厚みはJellyのほうが少しあるかな。
ちっちゃいことはいいことだ
本当に久しぶりの小型端末だったけど、小型だからといってダメダメってわけでもないし、昨今の技術の進歩で昔に比べてだいぶ使い勝手は良くなってると思う。
日本の代理店とかUnihertzのWebページで通常販売もされてるから、興味があったらぜひ購入を。
welte.jp
Unihertz - Unihertz