今年は珍しく年賀状のネタがある
昨年の年賀状記事で「2026年の午年向けなら無限に思いつくのになぁチクショウ。」といっていた通り、競馬民だから午年のネタなんていくらでも思いつくわけで、実のところネタは1月には決まっていたのに「いつでもサクッと作ってやるぜ!」と高を括っていたら12/22になっていて前年同様焦っていた。締切に追われない限りは作業というものを進められないのは人間の性なのである。
ちなみに、こちらが去年の苦しみの様子
hira-hide.hatenablog.com
ということで、今年はなんと全部で2時間程度の作業時間で完成させて、12/23に発注、12/26に受け取り、12/27に投函といういつもに比べたら驚異的なスピードで年賀状作業を終わらせた。
で、肝心のネタはなんなのよ、というと、
- 午年
- 長方形の紙
という2つの要素で特に困ることもなく「馬券」に決定した。先に完成デザインを出してしまおう。

うーん、自分で言うのもなんだが何度見ても良くできている。
作るうえで特に困ることもなかったので、今回はこだわった細部について書いていこうと思う。
無駄なこだわりたち
まずJRAのロゴ。これはWikipediaのJRAの記事からsvgがダウンロードできたので、それをそのまま引っ張ってこれた。ありがたい。
次にフォントだが、さすがに同じフォントを使うことはできなかったので、手持ちで一番似ているものを探してきて使い、馬名の部分は横に潰してアスペクト比を少し縦長にしたり、一度アウトライン化した後に0.5ptの縁取りを入れて違和感なくボールド体にしたりという地味な作業が加わっている。また、レース番号と馬番はしっくりくるフォントがなかったので長方形のパスを組み合わせて手作業で作ることで限りなく本物に近づけている。なお、馬番に7を選んだ理由は干支の順番で午年が7番目だから、という言われなきゃ絶対気づかない意図もあったりする。
最後にQRコード。実際の馬券にも2つのQRコードが記載されており、何にしようかなーと1分ほど考えて以下の2つに決定。
- 左: JRAのWebページ https://www.jra.go.jp/
- 右: 払い戻し確定のチャイム https://www.youtube.com/watch?v=tkpAdjKiCZw
以上、こだわりポイントたちでした。
印刷された実物と本物の馬券との比較
今回も印刷はふち無しはがき印刷本舗さんにお願いして、全面クリアトナー仕上げでより馬券っぽい質感を再現した。
www.aisatu.jp


実物と比較すると色合いが少し緑色過ぎたけど、概ね満足。今年も一年お疲れ様でした。
飯山に行ってきた③
~前回までのあらすじ~
和栗をしこたま堪能したひらばやしひであきであった。
hira-hide.hatenablog.com
9/21 飯山線の旅
二日目は飯山線の旅にしようと出発前から計画していたが、飯山線は本数が少ない。さすがに一日数本とかのレベルではないが、それでも2時間に一本程度なのでよーく計画を練らないとあっという間に詰んでしまう。
しかし、2時間に一本。これはなかなか困った。途中下車しようにも一回降りたら2時間時間を潰さなきゃいけないし、帰りの新幹線は16時飯山発だからそれまでに飯山に戻れるようにしないといけない。
うんうん唸りながら飯山線の時刻表を見ていると「おいこっと」という何やら見慣れない文字列を発見。
調べてみたところいわゆる観光列車の類で、長野と十日町の間を日に数本だけ走る臨時快速列車で、内装がかわいかったりおみやげがもらえたりするらしい。
www.jreast.co.jp
うん、これに乗ろう。しかも今なら10周年記念の記念品もくれるらしい。十日町まで行って帰ってくるとそれこそ行って帰ってくるだけで終わっちゃうから、途中にあってそこそこ大きそうな森宮野原駅まで行って、そこからおいこっとに乗って飯山まで戻ってこよう。
こうして旅程の大枠が決まったので、あとは飯山駅周辺で適当に朝ごはんを食べてどっか面白そうなところで途中下車するくらいで良いかな、と考えていたわけだ。
朝からやってる店がない
ところが、だ。飯山駅周辺はま~朝からやっているお店がない。唯一駅ナカのカフェが9:30からやっているみたいだったが、電車の時間も考えるともっと早い時間に空いてる店が望ましい。
そこで飯山駅周辺はやめて、森宮野原駅までの間で途中下車して朝ごはんが食べれそうなところを探していると、道の駅にある「カフェ里わ」が見つかった。
www.chikumagawa.net
営業開始が8:30なので、7時台の電車で飯山から信濃平まで行って、そこから道の駅まで行って朝ごはんを食べて、適当に信濃平駅の周りを見て森宮野原駅まで行き、そこでお昼ごはんを食べて、おいこっとに乗って飯山駅まで戻る。なんて完璧なプランだ。さすが私。
ということで7時すぎくらいにホテルを出て飯山駅に向かった。
信濃平駅なんもねえ
飯山線に揺られること10分弱、信濃平駅についた。ついたわけだが、

おお、すごい。まさしく田舎の駅だ。風情があるね。風情しかない。人もいない。なにもない。カエルはいる。

ここで時間を潰せるのか若干不安になりつつも、とりあえずおなかがすいたので道の駅に向かった。
道の駅 花の駅千曲川
この道の駅はどうやら二年前にできたばかりのようで、全体的にきれいでお店も充実していて、目的のカフェもおしゃれな感じでごはんも美味しかった。

敷地内にはモンベルのショップもあって色々見て回るだけでも楽しかった。ただ絶対車で行った方が良い。
さて、朝ごはんを食べて元気が出たからまた信濃平駅に戻ろう。カエルが待ってるぞ。
日本最高積雪地点なんですってよ
信濃平駅まで戻り30分ほど時間を潰し、そこから森宮野原駅まで向かった。時間潰せるかなぁと心配していたが、信濃平駅構内(構内という言い方が正しいのか?)に利用者ノートがあり、それを見ていたらあっという間に時間が潰れてしまった。
信濃平駅から1時間程度で森宮野原駅に到着。

こちらは大きな駅で人がいそうな雰囲気だが、2人くらいしかいなかった。カエルもいなかった。
また、日本最高積雪地点だそうで、昭和20年2月12日に7.85メートルの積雪を記録したらしい。

ここでお昼ご飯を食べようと思い色々とお店を探していたところ、どうやらこの近辺に飲食店は一件しかないらしく、その一件である「松海寿し」さんへ伺うことにした。
店名にもある通り本来はお寿司屋さんなんだけれどもラーメンを推しているというお店。
12時すぎくらいに到着し、お寿司食べたいなぁと思ってお寿司をお願いしたところ「ごめん!まだ仕込み終わってなくて!」と大将に言われてしまったので刺身定食を注文。
ちょっとがっかりしつつお料理が出てくるのを待っていると「ちょうど新米をせがれに送ってもらって試し炊きしたところだから食べてよ!」と、運良く精米したての新米をいただけた。おかわりもあるぞ。

新米、うめえ~~~!信州味噌のお味噌汁もうまいし、おかずもうまい!ごちそうさまでした。
お店を出るときに大将から「宣伝してね」とお店のカードをもらったので宣伝しときます。長野県最北端の味処だそう。

おいこっとで帰路へ
さてさて、お腹も満たされたし時間もちょうど良いので、森宮野原駅へ戻りおいこっとに乗り込んだ。

他にもお客さんがたくさんいたので車内はそんなに写真を取れなかったけど、おばあちゃんの家をイメージしていることから照明類がどこか懐かしい感じ。

観光列車なのでここで乾杯。道中で買っておいたアルクマラベルのワンカップ。

この日はあいにくの雨模様だったけれど、基本的に電車移動で車窓から風景を眺める旅だったからそれも風情があって良い感じだったかな。
無事飯山駅に戻り、駅前のクソデカツルヤでお土産を買って、新幹線に乗り込んで帰宅。
おしまい。
飯山に行ってきた②
~前回までのあらすじ~
善光寺でご住職様に頭をしばかれたひらばやしひであきであった。
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9/20 長電の旅(つづき)
和栗うますぎて大好き
昼食の天ざる蕎麦を食べ終えて須崎駅まで戻り、今度こそ信州中野行きの電車に乗り小布施へ。
飯山のことを全く知らなかったので近辺に何があるのかな~と出発前に調べていたところ、小布施があるじゃない。
和栗大好きなのでここは外せん、となり、しかも長電の駅だから都合も良かった。ただ一点を除いては。
小布施といえばやはり小布施堂、と思い小布施堂のホームページを見ると「栗の点心 朱雀」なるものを毎年この時期に提供していることをこのとき初めて知った。
朱雀のご案内|小布施堂
しかし、時すでに遅し。もう、ちょ~~~大人気。全然空いてなくて予約全く取れない。連休中だからなおさら取れない。食べたかったなぁ、朱雀。
これだけが心残りではあるが、仕方ない。またの機会にしよう。
電車は小布施に到着。栗のお店は小布施堂以外にもたくさんあるので、気を取り直して「竹風堂」へ向かった。

竹風堂も老舗なので連休中でとても賑わっていたけれど、ちょっと待てばレストランに入ることができた。
ついさっき蕎麦を食べたばかりなうえにダイエット中なんだけど、ここで栗おこわを食べずには帰れねえ。今日はチートデーにします。

栗おこわ、うめ~~~。味噌汁も信州味噌でうますぎだし、付け合せのむかごの味噌和えも最高。全部うまい。100点満点中500点。
もうね、やっぱり栗がうまい。

しかもクリーム栗あんみつまで食べちゃったわけよ。「あんみつの常識を超えた風味」ですってよ。食ったら常識超えてたわよ。
特にパイナップルとの組み合わせが酸味とうまく調和して抜群に美味かった。ごちそうさまでした。ありがとう竹風堂。
お待ちかね、酒登場
さてさて、竹風堂を出てぶらっとしていたらメインストリートの並びに「桝一市村酒造場」という醸造所があり、そこで角打ちというかちょい飲みスタンドというかがあった。
やはり信州で日本酒は外せないから行くしかないし、チートデーだし多少はね、と自分に言い聞かせて立ち寄ることにした。
頼んだのは応龍という精米歩合が20%の高精白の純米大吟醸の生酒と、白金という木桶仕込みの山廃という全く毛色の違う2種類。
どちらも美味かったけど、最近の自分の味の好み的には白金に軍配。昔は華やか系が好きだったのに年取るにつれて味わい深い系が好きになってきて、不思議よね。


長野に戻り飯山駅へ
ここで時刻は午後3時前。電車の時間的にもそろそろ長野に戻って飯山に向かったほうが良さそうだったので、長野行きの上り電車に乗りこみ、長野から飯山線で飯山へ。

飯山線沿線、長野を出てしばらくすると千曲川と田んぼしかなくて、いよいよ田舎に来たな、と感じられた。
ゆっくりと風景を眺めて電車に揺られ、50分弱程度で飯山駅に到着。北陸新幹線開通のときに新幹線到着駅として改修されたらしく、無駄にきれいででかい。

ホテルは飯山駅から歩いて10分程度のところに取っていたので、そこでチェックインを済ませて荷物を下ろし、近くに良い居酒屋はあるかしら、と探してみると「旬菜八十八屋」という良さげなお店を発見。
https://maps.app.goo.gl/zsPGX9iiEGL9TDBE8
なんと、別に最近できたお店というわけでもないのに食べログの口コミが一件もないという激レアステータスに遭遇。
旬菜八十八屋 - 飯山/レストラン | 食べログ
日本酒の種類は水尾と北光正宗をそれぞれ2種類ずつ、ととても地域に寄り添ったラインナップ。料理は煮物、揚げ物、焼物、刺身なんでもござれ、と種類豊富で、どれもとても美味しく特に注文してから土鍋で炊いてくれる鯛めしは〆に最高だった(何度も言うがこの日はチートデー)。ごちそうさまでした。
9/20はこれでおしまい。
飯山に行ってきた①
最近ブログに旅行記を書くのをさぼってたから久しぶりに書きしたためよう。
さて、タイトルの通り長野県は飯山市に行ってきたわけだ。
飯山なんて液晶ディスプレイのイメージしかなかったし突然飯山に行くことが決まったから何も目的はなかったわけだけども、あえてレンタカーは借りずに電車旅にしたことで色々と楽しめたので、今回はそんなお話。
「お前は飯山にいけ」と言われたので
時は遡ることおよそ一ヶ月前。
せっせと家計簿をつけるついでに各種ポイントがどれくらい溜まってるかぼーっと見ていたら、いつのまにかJRE POINTがそこそこ溜まっていた。
が、そこそこしか溜まっておらずそれだけで自由に往復新幹線チケットを賄えるほどではない。
そこで目をつけたのが「どこかにビューーン!」である。
dokokani-eki-net.com
JRE POINTを6000ポイント使うことでどこかに行けて、候補はJR東日本エリアの新幹線で行ける場所からランダムで4つが選択され、更にその4つの中から最終候補地が決定される、というちょっとしたガチャみたいなサービスで、
- 往復運賃が実質6000円
- ガチャ候補の4都市は納得がいくまで選び直しができる
- 通常の新幹線と同じく最終目的地前でも乗降可能
といった利点がある。
これを使ってガチャを回したところ、飯山行きの往復新幹線チケットが手に入ったわけである。
一つだけ欠点を挙げるとすれば、時間指定の粒度が粗く「6:00-9:59」「10:00-12:59」「13:00-16:59」「17:00-19:59」「20:00-23:59」「時間指定帯なし」といった6種類しか指定できず、そのおかげで東京(06時28分)→飯山(08時16分)のはくたか551号に乗ることになり、家を5時前に出なければならなくなった。とはいえ6000ポイントで往復新幹線チケットが貰えるんだから良しとしよう。
せっかくだから列車旅にしよう
とりあえず飯山駅近辺を調べたところ、基本的に何も無い。駅前にクソデカツルヤ*1があるからお土産選びには困らないが、クソデカツルヤ以外には特筆すべきものは特にない。
となると移動の足としてレンタカーが欲しくなるところだが、それだとあまり面白みもないので今回はあえて鉄道旅とした。
飯山近辺で乗れる鉄道は主に2本、JR飯山線か長野駅から出る長野電鉄長野線だ。
時刻表を調べるとJR飯山線は実に地方路線らしくせいぜい2時間に1本程度しか運行しておらず、一方の長野電鉄長野線は長野↔信州中野間であればそこそこ本数は走っていた。
また、長野電鉄長野線には善光寺や小布施、湯田中などの観光名所も点在しているので、途中下車はこちらでやるとして、JR飯山線は鉄道に乗ることを主目的とすることにした。
9/20 長電の旅
善光寺参り
眠い目をこすりながら朝5時前に家を出て東京駅まで向かい、そこからはくたかに乗ること約1時間半、最初の目的地の長野駅に到着。
そこから長電に乗り換えて善光寺に向かったわけだが、「これもしかしてわざわざ長電の善光寺下駅から歩いていくよりも長野駅からバスとかに乗ったほうが良かったんじゃない?」と気づいたのは善光寺下駅から参道に向かうまでの絶妙に緩やかで距離のある坂道を歩いているときだった。しかももっと涼しいと思っていたら想像よりも暑い。
若干息を切らしながら歩くこと10分程度で善光寺に到着。時刻は朝9時前くらいだったのでお土産屋さんはほぼ開店前だったためとりあえず山門へGO。

さすが善光寺、りっぱな山門だこと。色々見れるセットのチケットを買うと山門の上にも登れるということでそれを購入して登ってみたが、階段がとんでもなく急で特に降りるときには要注意。

さて、いよいよ本堂に向かったわけだけれども、何やら本堂から続く長蛇の列とそれを一生懸命整理する警備員さんの姿。
なんだかよくわからないけど警備員さんに言われるがまま並んでいると、どうやらご住職様たちがいらっしゃるということのようで、しゃがみながら手を合わせていたら数珠で頭をひと叩きしてくださった。
全然知らなかったんだけれども、どうやら「彼岸会」というお彼岸の行事だったらしい。
春・秋それぞれの彼岸に行われます。彼岸会の日程は、彼岸の入り、中日【ちゅうにち】、彼岸明けの3日で行われます。天台宗が午前9時30分より、浄土宗が午前11時より行います。
天台宗の法要では、供物や仏具、約百点が供えられた彼岸壇という特別な祭壇に両界曼荼羅【りょうかいまんだら】を設え、密教修法と声明を中心とする曼荼羅供【まんだらく】法要が執り行われます。
浄土宗の法要では浄土宗は堂内を浄め、一心に仏様に礼拝し、阿弥陀経を読誦し、そして仏様の名号をお唱えする法要が執り行われます。
なんだか得をした気分。これで今年は厄に見舞われることはないだろうか。
やっぱり蕎麦が好き
そんなこんなで善光寺を堪能していたら時刻はすっかりお昼時。善光寺下駅に戻って行先もよく見ないまま下り列車に乗り込んだところ、須坂止まりの電車だった。
当初の計画では小布施に行って蕎麦を食べつつ栗のお菓子でもつまもうかしら、というつもりだったんだけど、まあこれも列車旅の醍醐味だ。須坂でお蕎麦屋さんを探すことにした。
これが20年前だったら苦労してただろうが、ありがとうGoogleマップ、なんだか良さそうな「あがれ屋」というお蕎麦屋さんが見つかったのでそちらへ向かうことにした。
https://maps.app.goo.gl/TbPXU55TMvWAjDot6
これGoogleマップがなかったら絶対迷うな、というような路地裏にある小さなお蕎麦屋さんで、蕎麦が美味しいのはもちろんのことだけれども、大将が気さくに話しかけてくれて、バイク一人旅の話などが聞けて居心地も良かった。あと看板犬のマロがめちゃ人懐こくてかわいかった。

おお、1日分を一記事に書こうと思ったら結構長くなってしまった。
一旦このへんでおしまい。
*1:ツルヤっていうのは長野と群馬にしかないローカルスーパーで、プライベートブランド商品がとにかくうまい。オススメ。 https://www.tsuruya-corp.co.jp/
相変わらず年賀状のネタがねえ
「じゃあいいかげんやめればいいじゃん」という天の声が聞こえるものの、年賀状を出し続けて20年以上、何かしらのネタを考え続けて10年以上となったらそう簡単にはやめられなくなるものなのである。
思い返すと12年前の巳年は喪中で年賀状を出さなかったので、真面目に巳年のネタを考えるのは今回が初めてなわけで、まぁ~~~~蛇のネタが思い浮かばない。
2026年の午年向けなら無限に思いつくのになぁチクショウ。これもJRAのせいに違いない。有馬記念で消えた3万円返してほしい。
と、そんな愚痴をたれながら以前購入した日本酒を飲んでいたわけである。「紀土純米あがらの生原酒」おすすめです。

このときは錫の酒器で飲んでいたわけだけれども、ここで食器棚に目をやるとお猪口が目についた。
そう。蛇の目だ。
蛇の目ってそんなにヘビの目か?
そんなにヘビの目には見えねえけど「蛇の目」っていうんだからもうこれでいいだろ!という年末間近という窮地に立たされた酔っ払いの思いつきによって来年の年賀状のネタが決定した。
ちなみになぜお猪口の模様が蛇の目なのかというと、利き酒の際に日本酒の色味を見やすくするためのものだそうなのだが、利き酒をせずにただただウワバミのように日本酒をかっ喰らう人間にとっては単なるひとつのデザインとなってしまっている。これで飲むと「日本酒飲んでるな!」って気にはなりますけどね。
幸運なことに我が家には掃いて捨てるほど大量にお猪口があり、この間青森旅行に行った際に追加でクソバカデカサイズのお猪口(なんと一合)を買ったばかりなので被写体には困らなかった。

「ただお猪口の写真撮ってもしょうがないし、かといって水を注いでもなんか雰囲気でないし、しょうがないから日本酒注いで写真撮ったほうが良いに決まってる」と自分のことを言い聞かせ、大中小のお猪口に日本酒を注ぎ(1.5合程度)、ああでもないこうでもない言いながら写真を撮りつつ、日本酒のおかわりもして写真を決定。

これで写真は決定したので、あとはどこで発注するかだが、いつもお世話になっているふち無しはがき印刷本舗は急ぎ印刷だと若干コストが嵩む
www.aisatu.jp
今回はふち無しにするほど凝ってもいないので、みんな知っているであろうあのラクスルで発注することにした。
raksul.com
来年もよろしくお願いします
入稿結果はこんな感じで、これを「蛇の目」と知らない人にとっては謎のお猪口の写真が印刷された謎賀状である。左下にメッセージを記載する予定。

印刷枚数が10枚と少ないので総額3300円程度かかってまたもや高級年賀状になってしまったがまあ仕方ない。来年は11月末には発注するぞ。馬ネタならいくらでもあるからな。
行くか、島③
~前回までのあらすじ~
島焼酎を堪能したひらばやしひであきであった。
hira-hide.hatenablog.com
快晴!
前日までの天気予報は曇りだったけど「島の天気は半日先もわかんないからねぇ」との島の人の言葉の通り、天気予報とは全く逆の晴天。
八丈富士の山頂に雲がかかってないのはかなり久しぶりとのことだったので、行くか、八丈富士!

と、意気込んだところまでは良かったものの、AIデマンドタクシーで行けるのは登山口入口まで。11時から黄八丈の機織り体験を予約してたのでどこまで行けるかは分からないけど、まあとにかく行くか!と登山開始。
まずはここで八丈富士の基本情報。
www.hachijo.gr.jp
西にそびえる八丈富士は、標高854mで伊豆諸島最高峰。山頂から裾野へ広がりを見せるその姿は、まるで富士山のような壮美な山容です。
山頂にはぽっかりと空いた断崖絶壁の火口があり、その中に生い茂る樹木や池を見下ろしながら約1時間かけて火口を一周する「お鉢めぐり」は迫力満点。360°海と町並みのパノラマを楽しめるほか、晴れていれば八丈小島を眺めることも。お鉢めぐりから10分ほど下ると、森に囲まれた浅間神社が。
八丈富士7合目には環状道路が整備されているので、快適にドライブも楽しめます。
そう、普通は七合目までは車で一気に行ってそこから登るんですよね。下から登り始めて40分でもう汗だくだし、このまま登っていったら多分機織り体験間に合わねーなという時間になってしまったので、五合目あたりで引き返すことに。一応見晴らしの良いポイントには行けたから良しとしよう。

機織り体験からカフェで小休止
引き返して山を降りきったところで10時半過ぎ。そこから機織り体験のできる「八丈民芸やました」までは歩いて20分程度。
maps.app.goo.gl
機織り体験は八丈島の名産織物の黄八丈と呼ばれる、美しい黄色に染色された絹織物を使ってコースター程度の大きさの織物を作れるもので、機織り機は見たことあるものの体験は人生で一度もしたことなかったので、これを期にやってみるかと思い来訪した。体験は前日までに予約しないと出来ないので要注意。

縦糸はすでにセットされていて、自分で好きな色の横糸を通していくというもので体験の時間は一時間程度。この時間は自分だけだったので、講師のおばあちゃんと話しながらトントンカララ~とゆっくり機織り。おばあちゃんは元々出身は大森近辺ということで「じゃあお家は海苔農家さんだったんですか?」と聞くとやはり海苔農家さんだった。当時は大森近辺の風景はどんどん変わっていって、再開発で一帯の海苔農家の移転が迫られて、自分の父親は国会議事堂に抗議に行っていた、なんて話も聞けて有意義な時間が過ごせた。
さて、楽しい機織り体験が終わったのが12時前で、お昼を予約していたのは12時半だったため近くのカフェの「コーヒーハウスLL」に行くことにした。八丈民芸やましたから歩いて15分程度だったかな。
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ここがどうやら知る人ぞ知るカフェらしく、ちょうど天気が良くなったこともありテラスからの眺めがとんでもなく美しかった。

ただ、とにかく暑さから逃れるために逃げ込んだカフェだったので、今回は写真だけにして外には出ずにエアコンの効いた室内で外を眺めながらアイスコーヒーを頂いた。
島寿司食わずには帰れねえよ
島に来た目的の三割くらいは島寿司といっても過言ではないくらい島寿司を期待してたので、機織り体験が始まる前に目当てにしてたお寿司屋さんに予約の連絡を入れた。前日に観光協会で聞いた話だと、ヅケにするための仕込みの時間が必要だから予約は必須だけど、当日朝でも大丈夫ですよ、と言われていたのでそれを信じてお寿司屋さんに電話したところ、
「あ~当日だと難しいね、ほら、ヅケにしないといけねえから。席だけ予約するかい?」
と言われその場で崩れ落ちる私。仕方ないから席だけ予約しておいて、12時半にお寿司屋さん「あそこ寿司」へ向かった。
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お店について大将に予約していた旨を伝えると、どうやら二名だと思っていたらしく「一人だったら寿司できるよ!」と。マジ?!もちろん即注文。これで後悔なく帰れるぞ。

知っている人もいると思うが、いわゆる島寿司というのはヅケにした魚で握った寿司で、わさびではなくからしが使われている。確かこのときのネタがカンパチとメダイだったかな。真ん中のは海苔の佃煮。もちろんうまい。
なんでからしなのか大将に聞いてみたけど、文献は残ってないからはっきりした理由は不明とのこと。大将いわく元々保存の効くように作られた寿司だから香りが飛びやすいわさびじゃなくてからしになったんじゃないかと言っていた。なにはともあれおいしい。一緒についてきたトビウオのつみれ汁もとても美味しかった。
島寿司を食べ終わったところでまだお腹に余裕があったので、ビールと一緒につまめるものだと何が出せます?と聞いたら「刺身が出せるよ!」と言ってくれたのでビールとともに迷わず注文。ちょうどこの前日(つまり私が到着した日)に豪華客船のにっぽん丸が寄港する予定だったのが悪天候で寄港出来なくなって、そのために用意してた刺身がちょうど余ってて刺盛りが出せたということで、自分の運の良さに感謝。刺身は写真を取り忘れてしまったが、確かカツオ、シマアジ、バショウイカ(こちらのアオリイカの呼び名らしい)、カンパチだったかな。バショウイカが肉厚で甘みがあってかなり美味しかった。付け合せに明日葉の胡麻和えをサービスしてくれたのもありがたかった。ごちそうさまでした。
目に美しく機能的な玉石垣
お昼を食べ終わって午前中の汗を流すために再度「みはらしの湯」へ向かい、前日とは打って変わって本当に見晴らせる景色を堪能し、そこから引き返してきて大里地区にある玉石垣の見学へ向かった。
maps.app.goo.gl
ここで時刻は15時過ぎ。島の天気は変わりやすく一気に雨天へ変わってしまった。タクシーの運転手のおっちゃんに「右の石垣と左の石垣でちょっと違いがあるから同時に映るように撮ってみな」と教えてもらった通り撮ってみると、確かに微妙な違いがあった。

分かりづらいけど分かるかな。右の石垣が若干湾曲しているのに対して左の石垣は直線的に積まれてるんだとさ。湾曲してる方は「築城積み」と呼ばれてるらしく、位の高い屋敷はこの積み方らしい。Googleマップを見ても分かる通り、この積み方がされているのは陣屋跡側になっている。
ここまで観光して16時頃。飛行機の時間が17:25なのでここで最後のAIデマンドタクシーを呼んで空港に向かい、飛行機が欠航することもなく無事羽田に帰還した。
レンタカーも確保できないくらい無計画で行った割には十分楽しめたかな。
おしまい。
行くか、島②
~前回までのあらすじ~
あやうく島行脚になるところだったが事なきを得たひらばやしひであきであった。
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竹芝港出発
仕事を終えてシャワーも浴びてひと通りの準備を整えたので、初めての船旅に心を踊らせながら竹芝に向かった。
夜出発だと夕飯とかシャワーの心配がなくて良いね。
港の近くのコンビニで翌日の朝ご飯用のおにぎりと甲板で飲む用のビール500ml缶を購入し、準備は整ったので乗船を待っていると、
「22:30発の橘丸は三宅島までは予定通り向かいますが、その先の御蔵島へは天候次第となります」
との不穏なアナウンスが聞こえてきた。
あとになってわかったことだけれど、御蔵島は小さな島で港も小さいので、着岸できるかどうかは基本的にわからないとのことでだいたいアナウンスが流れるらしい。
この時は初めての船旅でそんなことを知る由もなかったので、果たしてちゃんと八丈島まで行けるのかどうかと不安になりながらの乗船となったが、乗船即ビール開栓してあっという間にそんな不安はどこかに吹っ飛んでしまっていた。

しばらく進むとレインボーブリッジの下を通過。

特二等席の二段ベッドはマットレスも固くなくて寝心地は良く、備え付けのロッカーは100円で使える返金式で、リュックサックならすっぽり入るくらいの大きさだった。


消灯時間が23:30ということで、ビールを飲み終えたらそそくさとベッドに戻って就寝した。
この日は風が強く東京湾から出てしばらくすると波が高くなり、中途覚醒することも何度かあったが疲れない程度には寝ることができた。
これが朝出発だったら絶対船酔いして吐いてただろうな。行きを船にしておいて良かった。
船を降りるちょっと前に撮った動画がこちら。
いまこんな感じです pic.twitter.com/Gj8iYEBOdF
— ひらばやしひであき (@hira_hide_) 2024年7月11日
無事に八丈島到着
船を降りた瞬間に滝のような雨に打たれて足元がずぶ濡れになるというごきげんなスタートだったが、10分もすると雨があがったので靴下を履き替えて宿に向かい、荷物を預けてそのへんをうろつくことにした。
気温は都心に比べれば5℃くらいは低くて(それでも30℃は超えているが)全く動く気にならないということはなかったが、雨のせいもあり湿度が高く一瞬で汗だくになったので目に止まった民芸品屋さんの「民芸あき本店」に避難した。
maps.app.goo.gl
民芸品屋さんなので取扱商品は主に民芸品となっているけれども、食品のお土産も扱っていて、ジェラートは店内のスペースや店先のベンチでも食べることができるとのことで購入。店内で頂いている間にAIデマンドタクシーを待つことにした。スッキリとした甘さでとても美味しかった。

温泉からのおひるごはん
ゆっくりとジェラートを堪能していたらAIデマンドタクシーがやってきた。八丈島に来るまでにちょっとだけ調べたらどうやら温泉が有名ということだったので、たった30分程度の徒歩で汗だくになってしまった体をきれいにするために温泉に向かうことにした。
温泉施設はいくつかあるものの、共同浴場のような形態で運営されていて市街地から一番近い「ふれあいの湯」にまずは向かうことにした。
maps.app.goo.gl

見ての通りの曇天だけど、温泉は良かったね。露天風呂はぬるめだったけどぬるめだったおかげで長時間浸かれて、居合わせたじいちゃんと小一時間話してしまった。
小一時間も話していたこともありお湯から上がったら12時を回っていたため、休憩所でゆっくりと休みつつ再度AIデマンドタクシーを呼んで郷土料理のお店へ向かうことにした。AIデマンドタクシーすげー便利。
おひるごはんはふれあいの湯から少し行ったところにある郷土料理の店の「いそざきえん」で八丈料理のセットの黒潮定食を注文。
maps.app.goo.gl

全部美味かったけど、特に主食の麦雑炊とこのお店で取れたバナナがめちゃくちゃ美味かった。ごちそうさまでした。
お昼を食べ終わって13時過ぎ。宿のチェックインは15時からでまだまだ時間があったため、もう少し先にある別の温泉「みはらしの湯」へ向かうことにした。
maps.app.goo.gl

「みはらしの湯」の名前の通り、島の端に位置しているので露天風呂からの眺めが絶景なんだけれども、見ての通りの曇天なので海は見えるけど空は微妙な感じだった。
ここでも小一時間ゆったりとしてAIデマンドタクシーを呼び、市街地へ戻った。
市街地へ戻る間の車中、運転手のおっちゃんから聞いたくさやに関する話で、
「くさやは臭いからくさやって呼ばれてると思われてるけどありゃ嘘で、屋号がくさや(草屋?)っていうとこで作られたからくさやって言うんだよ」
「八丈島は他の伊豆諸島に比べて飲み水が豊富で、そのおかげでくさやを作るときも干す前にしっかり水洗い出来たから他の島に比べて臭いがキツくないんだ」
という2つがあっておもしろい話だなぁと聞いていたけど、前者の真偽の程は定かではない(そもそも名前の由来に諸説がありどれが本当かもわからない)。
と、色々と話を聞いているうちに市街地に到着し、宿のチェックインも完了しシャワーを浴びたので、この日やることはあとは飲酒だけとなった。
肝臓のウォームアップも完了して胃袋も準備万端とばかりにゴウンゴウンと轟音を立てだしたので、目をつけていた居酒屋へ向かい、さあ飲むぞ!と意気込んで扉を開けたところで「すいませ~ん、今日は予約で満席なんです~」と出鼻をくじかれてしまった。
救世主「居酒屋 ichiban」
どうしたものかとそのお店の近辺をうろうろしていたところ、こじんまりとしたスナックのような佇まいの居酒屋を発見。予約ないんですけど入れますか…?と聞いてみたら「大丈夫だよ!」と快く応えてくれて一安心。居酒屋 ichibanにお世話になった。
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口コミにも多く書かれている通り、お店の人が明るく親切でとても居心地が良く、料理もどれも美味しくて最高だった。以下、頼んだものと感想。
- パッションフルーツサワー: おいしいに決まってる
- 八丈フルーツレモンサワー: これもおいしいに決まってる
- オナガダイの刺身: むっちりした身で味が濃くておいしかった
- 鶏皮ポン酢: 定番だよね
- 明日葉の天ぷら: 明日葉ってなんでこんなうまいのかね
- 茹で島オクラ: こちらの方言でオクラのことを「ネリ」というらしい。大きいけど柔らかくて味もしっかりしていておいしかった
- 八重椿: 八丈島の焼酎。おいしい。
- 黒潮: 八丈島の焼酎。おいしい。
- 島とうがらし卵焼き: スゲーおいしい。からうま。
- 情け嶋 麦冠: スゲ~~~~~おいしい麦焼酎。最初に甘みがあって余韻に強い麦の香ばしさが来るから麦チョコみたいだった
語彙力が貧相だな。余談だけど、この日は悪天候で漁に出れなかったらしく刺盛りは出来なかったとのこと。
これにて一日目は終了。